書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

普通

「フツーになってくれれば、それでいい」

という保護者の方は多いです。


とにかくフツーになって欲しい、フツーに戻って欲しい、フツーに生きて欲しい。

 

ならば、

 

まずは、お子さんに対して「普通」に接してあげて下さい。

 


この際、

「『普通』とは何か」などは置いておいて、ご自分の思う「フツー」で構いません。

 

その「フツー」の定義で構いませんので、

お子さんにはフツーに接してあげて下さい。

 


よく親子の関係は「鏡」に例えられますが、

こうした面でも、それは言えますね。

 

親が子に望むことは、

子も親に望んでいたりするもの。

 

フツーになって欲しい、という気持ちは

フツーに接して欲しいというサインを無意識に受け取っているからかもしれません。

 

 

「そんなことを言われても、この状況でフツーに接するなんて無理」と思われる方もいるでしょうけれど、

それでもフツーを望むならば、

やはりフツーに接してあげて欲しいと思います。

 

ちょっと心がけてみるだけでも構いません。

 

ちょっとフツーに接してみよう、と心がけるだけで、

お互いに、ちょっと「フツー」でいられるかもしれません。

 

生き方は人それぞれ。

なので、誰もが本来は「普通」なのですから。