不登校でもイイじゃん 〜あべのブログ〜

『行かせるよりも、生きさせる』 不登校生、保護者、経験者らへのカウンセリングや学習指導、またイベントなどを行っております。

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可能性 【6/22オマケご報告後半】

   

過去の記事をリンクとして貼り付けながらの記事にしますので、
ちょっと面倒だな、という方は、すみません。

先日のイベントにて、
「不登校生・保護者向け」にもかかわらず、
「あれ、お子さんはもう不登校じゃないですよね」という方ともお会いできたことを
昨日の記事の後半で書きました。

※その記事はこちらをクリック

何名かお会いできたのですが、嬉しかったです。
不登校を“卒業”しても、こうしてつながれることが

あるお母さまを見かけたのは、
イベントが開始される数分前でした。

お顔もお名前も知っていたのですが、
すでに不登校ではない状態だと思っていたため、
一瞬、「あれ、似た人か、違うか、あれ」と戸惑ったのですが、
ご挨拶をして、やはりご本人だとわかりました。

すでに“卒業”しているはずのお子さんの、お母さま。

「こんにちは」
「あれ、来て下さったんですか、こんにちは、お久しぶりです」
「そうなんですよ、来ちゃいました」
「その後、どうですか」
「あれからですね・・・」

実はこの子のことを、以前に記事へ書いたことがあります。

※その記事はこちらをクリック

彼とは北海道で共同生活をしました。
ある夕食後だったでしょうか、ボクは聞きました、
「なんで学校へ行かなくなっちゃったの」。

彼が口にしたのは、
「英語でつまずいた」
でした。

中学生くらいで苦手となる科目は英語か数学が多いのですが、
より「挫折感」を味わってしまいがちなのは、
圧倒的に「英語」です。
特に、「私立一貫校」生の「英語」は、一度つまずくことで、
大人が想像する以上の挫折感や劣等感を得てしまうことがあります。
なぜかということは話が逸れるので省きますが、
彼にとって「英語」へのアレルギーは非常に強いものでした。

「単語を見ただけで吐き気がする」という彼のセリフは、
決して大げさなたとえではなかったようです。

「英語がダメ」「英語を見たくない」「英語がなければ行けるかも」
彼が話す不登校の要因は、とにかく「英語」でした。

時を経て、
中学校を卒業した彼が横浜で開催したイベントへ顔を出してくれました。
そのときの記事の後半に少しだけ書いてあります。

※その記事はこちらをクリック

この時、彼は将来について悩んでいました。
高校へ上がっても学校へはなじめなかった、このままではいけないと思っている。

記事には触れていませんが、
実は、ここで話に挙がったのは海外留学でした。

「英語を見たら吐くんじゃないの」
「いや、もうさすがにそれはないですけど」

なんて会話をしながら、留学の話。
「英語アレルギー」云々よりも、
「環境を変えてみたい」という彼の気持ちは強く感じ、ボクは背中を押してみることにしました。

その後、留学経験のある他の保護者の方などの協力も頂きながら、
留学のサポートをする代理人を通して、彼は日本を旅立つことに。

イベント開始前、少し戸惑いながらのご挨拶。

「その後、どうですか」
「あれからですね・・・」

ボクが思ったのは、
「ギブアップして帰国、また将来に悩んでいる、だからイベントへ来た」でした。
瞬間的に「また会場へ来ているということか、じゃ、また会えるのだろうか」とも。

留学をサポートする際、
ボクは例外なく、信頼できる代理人へ全てを引き継いでお任せしています。

内情を少し明かしますと、
代理人へは、こちらの知る限りの情報を伝え、
かつ、ボクあるいは担当スタッフの見解を必ず伝えた上で、
そしてあとは、代理人に全てを任せます。

「無理して行くにはリスクが大きすぎる」という見解を伝えた場合、
代理人は何度も本人の意思を確認したり、

「慣れれば大丈夫な子だと思うし行かせたい」という見解を伝えれば、
代理人は本人の不安を丁寧に聞き出し解消に努めたり。

彼の場合、ボクが代理人へ伝えたのは、
「途中でギブアップして帰国しても構わないと思う、とりあえず一歩を出させたい」でした。

なにせ「英語アレルギー」だった過去があるわけですから、
海外で成功すること云々を期待するにはハードルが高いと判断していました。

「その後、どうですか」
「あれからですね・・・」
「はい」
「あっちで成績優秀者賞をもらったりして頑張ってるみたいです」

ボクはひっくり返りそうになりました。
彼が行っているのはアメリカ合衆国、アレルギーだったはずの英語の国。

その現地で生活をしているだけではなく、成績優秀者賞。

あたりまえのことですが、
現地での授業は英語です。どこもかしこも英語です。

耳を疑っては本当に失礼なのですが、
思わず聞き返したくなるフレーズでした、成績優秀者賞。

この後すぐに自分の講演が控えているにもかかわらず、
もうとても冷静に話せる心境ではなく、
泣きたいような、小躍りしたいような。

この後すぐにみなさんの前で話さなければならないので、
なんとか平静を保とうとするのですが、
そうすればするほど心臓がバクバクと鼓動しました。

嬉しかったです。

ギブアップして帰国しても構わない、などという、
ボクの見解が間違っていたという結果にも嬉しかったです。

この記事のタイトルを「可能性」としました。

やはり、子ども達の可能性というものは、
オトナの物差しで測ってはいけないのですね、反省です。

あらためて確認をするようにボクは聞きました。
「じゃあ、今日は来ていないんですね」
「ええ、あっちで頑張ってるみたいです」

会えなくて良かったです。

ここにいないということが、大きく成長した証の再会でした

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